魂ブログ 【後編・ガオファイガー】ファイナルフュージョンの全貌を公開!2月9日予約開始「超合金魂 GX-104 ガオファイガー」試作品レビュー
2023-02-08 16:00 更新
君たちに「超合金魂 GX-104 ガオファイガー」最新情報を公開しよう!
今回のブログ記事【後編】では、ガオファイガーへのファイナルフュージョンプロセスから完成状態、合体後のプレイバリューやディテール、さらには初の立体化となる高速飛行形態への組み換えなどを試作品で紹介していきます!
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前回に引き続きメガフュージョン!静メカです。
ガオファー&新生ガオーマシンをご紹介したレビュー【前編】に続いて、【後編】ではファイナルフュージョン承認(穏やかに)後を解説していきます!
「GX-104 ガオファイガー」には「超合金魂 GX-68 勇者王ガオガイガー」(以下文中「GX-68 ガオガイガー」)から継続・改良された点や、「GX-69 ゴルディーマーグ」などツール類の互換性なども搭載されています。当記事内でも引用していますので、よろしければ下記公式レビューも併せてお読み下さい。
※記事は「GX-69R 【究極の勇者王Ver.】(魂ウェブ商店/受注終了)」ですが、2015年店頭発売のGX-69と形状や「GX-104 ガオファイガー」との互換性は同じです。
※画像は試作品を撮影したものです。実際の商品とは異なります。
※記事の構成上、説明の簡略化やパーツを外している画像が含まれます。実際の商品では同梱の取扱説明書をご参照ください。
※画像クリック(タップ)でポップアップ表示されます。
■ガオファイガーへのファイナルフュージョン
まずは胸部のファントムリング発生装置展開から。映像では上下に開閉するシャッターは、どんでん返しの要領で反転させる構造となっています。六角形の発生口が開いたらファイナルフュージョン開始です!
ガオファーの両足をファントムガオー形態へと戻し、次にガイガーと同様に腰を180度回転させ、畳んでいたサイドスカートを展開します。
左右に分離したドリルガオーIIのドリルとマシン後部(ガオファイガーの足首)を曲げ、ガオファーの足を差し込みます。ガオファー側に凹、ドリル内側に凸ジョイントがあり、ドリルを膝側へ閉めることで足がロックされます。
続いてライナーガオーII!
レビュー前編で補助ロケット\パーン!/ギミック動画を見ていただいたと思いますので、そこで弾け飛んだ補助ロケット6基と外した基部を心静かに片付け、二つ折りになっている本体を真っ直ぐにします。
ガオファーの肩~腕を背中側へと開きます。「Z」の字に折り曲げる基部や腕の向きなど、ガオファー独自の変形機構が色濃く現れる部分です。背中の板状のパーツを下ろすと両腕がロックされます。
お待ちかねの胴体貫通シーン!!
「GX-104 ガオファイガー」でも再現可能です。
(上画像では説明のためにライナーガオーIIのみで変形しています)
先端の翼を折りたたんだライナーガオーIIをガオファーへと通し、両端を折り曲げていかり肩の形状にします。「GX-68 ガオガイガー」でファンを震撼させた「ライナーガオーが合体するとガイガーの腰がちょっと膨らむギミック」は健在、さらに「GX-104 ガオファイガー」では……
ライナーガオーIIに収納されていた腕を展開させると、内蔵スプリングで上腕の幅が膨らみます。
これらギミックにより、「ガオーマシンの変形」「映像の興奮が蘇る合体シークエンス」「ガオファイガーとして映えるプロポーション」の3つが実現しているのです。
最後はファイナルフュージョンのフィナーレを飾るステルスガオーIIIです!
ステルスガオーIIIもトイオリジナル要素が満載で胸躍る箇所です。ここまででもう結構な情報量になっていますが大丈夫?振り落とされないで!!
両前腕と機体に埋め込まれているガオファイガーの胸下となるパーツを下げ、マシン底面を開けます。中にはガオファイガーのヘルムと、合体後に露出するガオファーの首周りパーツが収納されています。ここで頭部周りのパーツが設けられている箇所をブロックごと上にスライドさせます。
ステルスガオーIII底部の内側にガオファーの腕を収納し、ドッキングさせます。マシン底部を内側に折りたたんで腕収納のスペースを作るガオガイガーに対し、「箱の中に腕を入れる」的な合体構造のため、非常に安定感があります。
脇から胸下パーツを通し、ファントムリング発生装置の左右へと固定。前後分割されているヘルムをガオファーの頭部へと被せます。
「GX-68 ガオガイガー」にもあった「内側から額のGストーンが押されて出てくるギミック」「回転しながら降りてくる拳」ギミックも変わらず搭載されています。トイオリジナル解釈で頑健な変形合体を確保しつつ、「ファイナルフュージョンがファイナルフュージョンたるポイント」は絶対に外しておりません。
ガオ!!!
ファイ!!!
ガーーーーーー!!!
あらゆる脅威から人類を守るため新生した
ファイティングメカノイド、その名も勇者王!!
ガオ!!!
ファイ!!!
ガーーーーー!!!
超合金魂で勇者王新生!!
全高は「GX-68 ガオガイガー」と同じ約260mmですが、全身ほぼ新規造形の上にステルスガオーがIIIとなったことで横幅がボリュームアップ。また、彩度が低くなりソリッドなイメージになりました。「GX-68 ガオガイガー」の発売から8年、まさに勇者王新生の瞬間です!
ガオファイガーの特徴に(Gストーンのテクノロジーを使いながらも)「純地球製のマシンで構成されている」があり、ガオファーに超竜神らと同じようなグレーが使われているデザイン面からも、ガオガイガーと比べて工業製品的なリアリティが感じられます。超合金魂ではこの点に注目し、モールドや面構成を追加することで密度感をアップし、メカニカルな印象をより強調しています。
ガオファイガー本体に付随するパーツ(頭部、差し替え手首など)を除いて、ガオファイガー完成時の余剰パーツはこちら。ガオガイガーよりもパーツ構成の複雑さが格段に上がりましたが、そこは超合金魂ですから合体ポイントには凹凸嵌合が設けられ、正しく変形合体させればしっかりとガオーマシン同士が噛み合ってくれます。
ファイナルフュージョン後も「触って動かして楽しいギミック」は満載です!
ふくらはぎの履帯は合体前・後どちらでも着脱でき、「ガオファーとの合体を中からのぞく」「履帯だけ外して触る」という「そういうの助かる~~」的な楽しさ満載です。
頭部はステルスガオーIIIに内蔵されている「前後分割型」と、差し替え用の「外観重視型」が選べます(上画像参照)。
完全変形に対応する精悍な前後分割型、逞しい顔つきの立体再現を追求した外観重視型、どちらで遊ぶかは完全に好みでいいと思います。そのくらい両方顔がいい。
首はヘルム基部にアール状のレールが設けられ、ステルスガオーIIIとヘルムを接続したまま左右を向かせられます。前後分割型は頭頂部に採光孔があり、小さくて強い光(スマートフォンのライトがおすすめ)をかざすとGストーンなど額のクリアパーツが発光して見えます。これも代表的なおもちゃ的ギミックのひとつですね。
外観重視型では基部に軸回転が加わり、このように「首を捻りながら横を向く」という複雑なポーズも可能です。いずれにせよ顔がいいので、どちらも遊び倒して眺め倒して下さい!合体バンクシーンでも多く見られた「下から眺めた時の顔つき」を特に意識して立体化されているそうです。
「ガオファイガーのエヴォリアルウルテクパワーを見せてやるぜ!!」
展開したステルスガオーIIIの両翼端にカバーパーツを被せ、ウルテクエンジン発動を再現!クリア素材にシルバーとメタリックグリーンを塗装することで緑に輝く光が表現されています。この状態になるとさらにボリュームアップ!メタリックな質感がガオファイガーのデザインに映えます。
プロテクトウォール!!
ブロウクンファントム!!
五指の関節全てが可動する手首パーツに、ファントムリング&前腕固定パーツ一式で、両腕から繰り出す攻防それぞれの技が再現可能!ブロウクンファントムは別売りの魂STAGEを使用することで発射状態イメージでのディスプレイも可能です。
超合金魂のガオファイガーではアクションも新生しています!ライナーガオーIIは引き出し延長構造を内蔵し、この延長部分に「ひねり」が効くことで(上画像)肩をねじるような動きが可能に。数々の技で「肩の入ったポージング」がキマリます。
そしてガオガイガー時代からの最強の必殺技、ヘル・アンド・ヘブン!!
再現時は胸パーツと手首パーツを専用のものと差し替えます。
OVA『FINAL』では道を外した護(正体はレプリですが)を止めるため、2度目はパルパレーパ戦で放ち、どちらも哀しき結末となったシーンですが……熱さだけでなく、勇気を貫き通すためにエヴォリュダ―・ガイの悲壮な決意を感じさせる名場面です。
だからこそガオファイガーはカッコいい!!
ガオファイガー本体には「GX-68 ガオガイガー」のディバイディングドライバー、「GX-69(またはGX-69R) ゴルディーマーグ」(各別売り)が装備可能。ガオファイガーには「GX-68X スターガオガイガー オプションセット【究極の勇者王Ver.】」と同様のクリアグリーン×ハンマー支えあり台座(上画像)が付属します。
■高速飛行形態
『勇者王ガオガイガー』は小説(現在は小説を元にしたコミカライズ連載中)『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』にて、『FINAL』後の時系列で真の結末までが描かれています。その中に登場する「高速飛行形態」が超合金魂で初立体化です!
構造的にはガオファー×ガオーマシンの応用ですが、この形態専用のジョイントパーツが付属するなど「ガオファイガーの一形態」として完成しています。完成状態で全長400mm近くなる超ボリューム感も必見です。
勝利するのは、勇気ある者だ!!!
発売中の月刊ホビージャパン2023年3月号では、米たにヨシトモ監督×超合金魂ガオファイガーのインタビューを掲載です。ここで当レビューの特別画像×米たに監督のコメントを公開いたします!
米たに:この握手カットは素晴らしいですね。『覇界王』の世界観ならあり得るかも、と想像できて楽しいです。単純に「ガオガイガーとガオファイガーの立体を横に並べて握手させるだけ」と思われるかもしれませんが、ステルスガオー同士がぶつかったり手が届かなかったりと普通の玩具ではなかなか難しいでしょう。歴史に残るカットとして承認します!
超合金魂への感想やガオファイガー誕生秘話、こちらの特別カット&コメントなど、インタビュー全文は誌面にてお楽しみ下さい。米たにヨシトモ監督、ありがとうございました!!
>>覇界王~ガオガイガー対ベターマン~ the COMIC 公式サイト
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先に『勇者シリーズ』全8作の一角として堂々と並び立つガオガイガー、後に最強の破壊神ことジェネシックガオガイガーが控えているという立ち位置の勇者ロボ、ガオファイガー。機体デザインや設定コンセプトに唯一無二の魅力があり、超合金魂ではそれらが余すところなく詰め込まれているのがレビュー前後編でお伝えできたかと思います。
何より、ガオガイガーやジェネシックガオガイガーでは絶対に描けない「壮絶な散り様」を見る者の脳裏に焼き付け、『覇界王』にて見事復活を果たしたガオファイガーの勇姿は、ここまで読んで下さった勇者の皆さんが覚えているはず!ガオファイガーこそが『勇者王ガオガイガー』神話を繋ぐ勇者とも言えるでしょう。
2023年7月、超合金魂 GX-104 ガオファイガーが勝利の鍵だ!!
店頭ご予約開始は2月9日(木)から!
©サンライズ
執筆/撮影:静メカ(@shizumeka)
※画像は試作品を撮影したものです。実際の商品とは異なります。
※画像内の超合金魂は各別売りです。