――chibi-arts「C.C.」ですが、実際にご覧になっていかがでしょうか？
かわいいです。かわいいですけど……かわいい、です。これ（ゼロのマスク）、取れるんですか？

――ゼロのマスクとアーサーの顔は、差し替え可能になっています。
はっ、なんか怖い……怖い。あぁ～っ！！　うわぁ～！　……すいません!!!

――パーツが取れてしまいましたね(笑)。試作品なので、まだ少し緩いところがあるんです。
あの、壊したんじゃないですよ(笑)？　気をつけてくださいね。はい……こうですよ。できました。皆さんも気をつけてください！　

――ポージングは、いかがでしょうか？
C.C.らしくてイイと思います。この服装はすごい懐かしいですよね。"R"が付いてない頃は、ずっとこの服を着ていたC.C.さんでしたが、きっと自分にふさわしいと思っていたんじゃないでしょうか。

――ちょっとデフォルメされているchibi-artsのサイズ感はいかがですか？
これぐらいのサイズだと、キツいこと言われても皆さん耐えられるんじゃないでしょうか（笑）。けっこうズバっと言いたいことを言ってくれる人なので、若干見た目がマイルドだと、皆さん受け入れやすいと思います。でも、番組が終わり、何年か経ちますが、こういう形で新しいC.C.をまた生んでもらえるのは、すごく嬉しいなと思っています。

――好きなC.C.のセリフはありますか？
「私を失望させるな」は、いろんな意味があっていいんじゃないでしょうかね。基本的なところは、優しく、ある種の信頼である反面、全面的には信用はしてない、みたいな、あとはそのブレなさ加減や表面は厳しいことを言うのは、彼女の好きなところではありますね。

――けっこうミステリアスなキャラクターでしたよね。
まぁ、１話で撃たれますからね。ヒロインと聞いていたにも関わらず、「収録お休みです」と、毎週連絡が（笑）。"皆さんどんなお話やってるのかな？"と思いながら、（収録日を）待っていました。そんなことすらも懐かしいですね。

――第2シーズンの『コードギアスR2』になると、素性が明らかになってきますが、印象はいかがですか。
うーん、私個人的に言えば、そんなには不思議じゃなかったかなと思います。彼女の埋まらない孤独感の源はたぶん過去にあるだろうと、わりと早い段階から…、たぶん皆さんも感じられていたかなと思うんですが。その問題に触れられる機会がやってきたということ、その問題をルルーシュと共有できるほどの関係になれたというのは、ある意味、彼女にとっては少しだけ（孤独が）埋まってきているのかな……なんて、ちょっとずつ感じながら演じていたのは覚えていますね。

どうしても(全面的に)客観的になれず、自分の中にこの人の気持ちが常にいるので、それは収録が終わって何年も経った今でも、この人が苦しんだこと、思っていたことは今でも私の中にあります。

それが今回のように新しい展開があったり、また新たにルルーシュと会話する機会があれば、その箱の鍵がガチャっと開いて、出ていらっしゃるんですよ、この人が（笑）。なので、箱の中身が増えていったみたいな感じです。って、とりとめなくてすいません。

――『コードギアス』関連アイテムではROBOT魂「ランスロット」も発売されていますが、いわゆるメカの"ナイトメアフレーム"はいかがですか？
劇中、ランスロットや紅蓮が活躍するたびに、「いいなぁ、楽しそうだなぁ、あの戦う人たち」って思っていて。

なので、まずガウェインに乗れた時はちょっと嬉しかったんですけど、後ろの人（ルルーシュ）は口で言うばっかりで何もできないんで。「え？　操作は全部私ですか？」みたいな感じでしたね(笑)。

――暁直参仕様も搭乗シーンがありましたね。
暁でも、ランスロットと紅蓮弐式のような戦闘はやってみたかったな、とちょっとだけ思っています（笑）。
あとは（ランスロット・フロンティア以外でも）新たなC.C.専用機が欲しいなと……。

――フィギュア限定品でもあれば？
はい。フィギュア限定でもいいから、専用機を作ってもらいたいです！ハイスペック、または特殊スキル満載で（笑）。

1月6日生まれ。シグマセブン所属
声優、ナレーター、さらにミュージシャンと幅広く活躍。。
代表作は『ONE PIECE』（しらほし役）、『コードギアス』シリーズ（C.C.役）、『フルメタル・パニック！』（テレサ・テスタロッサ役）、『仮面ライダーオーズ』（メズール【声】役）、『たまごっち！』（ひめスペっち役）ほか多数。