魂アイテム 完全新規造形で「クロスボーン・ガンダムX1 フルクロス」ついに出撃!
2014-02-03 17:00 更新
“最後のクロスボーン・ガンダム”と呼ばれた機体が、ついにROBOT魂となって登場する。
クロスボーン・ガンダムは、シリーズ初期にX-1をはじめとする各機がラインナップされているが、本商品では最新の技術を投入すべく素体を含め全てを新規に造形。今回は手作業で作られた原型を3Dスキャンし、3D-CAD設計データとして仕上げるという、二度手間とも思える製法をあえて採用している。
様々な側面から検討した結果、その原型担当として今回白羽の矢が立った人物が宮下憲一氏である。 |
自由な遊び要素に溢れるSDガンダムや人体可動フィギュアの新規素体も手掛けてきた、そんな宮下氏が“2014年版 ROBOT魂”のクロスボーン・ガンダムとして取り組んだのが、この「ROBOT魂 <SIDE MS> クロスボーン・ガンダムX1 フルクロス」である。
■2014年版のクロスボーン・ガンダムを目指して。
長谷川裕一氏の漫画を原典とし、立体商品・ゲーム等、数多くの展開を続けてきたクロスボーン・ガンダム。いわゆるアニメの公式設定画が存在しないため、そのデザイン・フォルムは出典によって細かく異なるのが特徴だ。2009年版のROBOT魂では長谷川裕一氏のコミック版を強く意識したデザインであったが、今回はより幅広く共感出来るように、全体的なフォルムはコミック版をベースにしつつ、これまでに表現された様々なデザインを各所に取り入れている。
特徴的な頭部造形の再現度、そして肩部や足回りなどのポイントに追加されたディテールが、最新のROBOT魂としてのクオリティを際立たせている。
また、装備“フルクロス”に関しては両肩のドクロが大きく突き出したコミック版のフォルムを意識しつつ、ディテールはカトキハジメ氏のデザインに近いものとなり、時代と共に進化を続けるクロスボーン・ガンダムの集大成になるよう心掛けた。
“フルクロス”部分はカトキハジメ氏の画稿のバランス、ディテールを重視した造形となっている。
さらに、劇中設定上の開発系統の中間に位置する機体として馴染むようにも、ROBOT魂「ガンダムF91」と「ヴィクトリーガンダム」と比べた時のサイズ・デザインは検討されている。 |
■クロスボーン・ガンダムのために追求された本体可動構造。
可動ギミックは、可動性能が大きく強化されている最新のROBOT魂と比較しても独自のフォーマットとなっている。肘の捻り、腰のマルチ可動、ヒザ関節の可動等、人体可動も意識したシルエットを保ちつつ隙間の少ない構造は、S.H.Figuartsシリーズの原型技術との融合によるものだ。その可動箇所は2009年版クロスボーン対比1.5倍となっているが、それでいて動かしやすさは向上している。
さらに、可動時に覗いて見える関節部には、メカニカルに感じられるようディテールアップが施されている。
前腕部が回転することにより、武器保持やポージングの幅が広がる。肘可動範囲も右画像の通り、前腕回転の効果で肩まで接する角度まで大きく曲げることが可能(左腕)。ブランドマーカーを横に向けた状態でも90度可動する(右腕)。
腹部には反り・屈み・捻りとマルチ可動する関節が組み込まれており、クロスボーンの大胆なアクションに対応。
肩基部には、斜め前方への引き出し可動が組み込まれておりポージングの幅を広げる(画像の左肩が引き出した状態)。また、露出しやすい股関節には、機構とディテールが一体化した新たなアプローチが試みられている。
関節構造・形状もクロスボーン・ガンダム専用に考慮された設計で、膝関節を曲げた際のシルエットも自然な弧を描くようになっている。
■アナログな造形表現が魅せるエフェクトパーツ。
オプションパーツに、クロスボーン・ガンダムX1 フルクロスの中でも特徴的な活躍シーンを再現するエフェクトを造形で再現。劇中の大きな見せ場となったIフィールドエフェクトを初立体化した他、ムラマサ・ブラスター用の巨大なビームエフェクトも付属。アナログな手原型だからこそ表現できる造形の妙が、クロスボーンの存在感を際立たせる。
初再現となるIフィールドエフェクト。ドクロ部分は腕部にしっかり装着可能で、その際にもエフェクトを使用できる。ムラマサ・ブラスターのビームエフェクトは3パーツ構成で、先端部は交換式。
■玩具として、さらに面白く。
さらに2014年版ROBOT魂には、玩具オリジナルギミックとしてフルクロスの展開機構を搭載。これは全ての武装を装備したまま、更なるアクション性を求めたギミックで、「動かして遊べるROBOT魂らしいプレイバリューを追求した結果」と宮下氏。フルクロスの展開はフレキシブルで、マントを翻したり、翼のように広げたりと、SDXを彷彿とさせるその“遊びの幅”によるこれまでに無いポージングを、ぜひその手で堪能していただきたい。
左画像の右肩は通常のフルクロス、左肩はマントパーツを組み替えて後ろ側に接続した状態。両方組み替えると、右画像のように大きく展開することも可能。ROBOT魂だけのオリジナル形態を楽しめる。
2014年版としての進化、宮下氏による造形設計、そしてオリジナルギミックも加わったプレイバリュー。全てを受け継いだクロスボーン・ガンダム、“フルクロス”がついに出撃する。
ROBOT魂 バンダイが長年蓄積してきた技術と、ロボットを愛する心=“ロボット魂”が創りだしたハイターゲット向けロボットフィギュア。最先端のCAD技術+造形職人の匠の技が織りなす“造形の妙”で、数々のロボットを圧倒的な完成度で立体化する。 |
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